修繕工事のポイント

躯体修繕のポイント

工事のポイントは主に4つあります。
建物イメージ

露出鉄筋(爆裂)

コンクリート内部鉄筋の腐食による爆裂は、かぶり厚不足や中性化や塩害により内部鉄筋が腐食・体積膨張した結果である。爆裂部とその周辺の防錆環境の再構築が必要であり、周辺までもの浸透性の防錆工法での露出鉄筋の断面修復処理が必要である。
化学的根拠のある断面修復工法の採用が望ましい。
露出鉄筋の処理
爆裂周辺の劣化コンクリートのハツリ・ケレン。
露出鉄筋の錆落し。
浸透性防錆剤の塗布。
防錆ペーストでの鉄筋表面処理。
防錆モルタルでの埋め戻し。
爆裂
爆裂
補修工法
補修工法

ひび割れ

コンクリート壁面のひび割れは、内部鉄筋の腐食の可能性と漏水の危険性が懸念され、0.1mm以上のひび割れは適切な処理が必要です。 特に0.3mm以上のひび割れは内部鉄筋腐食の可能性が高いと判定されます。 漏水対策と同時に内部鉄筋の防錆を行なう必要があります。
0.2mm未満の
ひび割れ
防錆剤配合のポリマーセメント
 ペーストをひび割れに刷り込み
 塗りを行なう。
刷り込み
刷り込み
0.2mm以上の
ひび割れ
ひび割れに沿ってのUカット。
浸透性防錆剤の塗布。
防錆剤配合のポリマーセメント
 モルタルでの埋め戻し。
Uカット
Uカット

モルタル・タイルの浮き

コンクリート壁面のひび割れは、内部鉄筋の腐食の可能性と漏水の危険性が懸念され、0.1mm以上のひび割れは適切な処理が必要です。 特に0.3mm以上のひび割れは内部鉄筋腐食の可能性が高いと判定されます。 漏水対策と同時に内部鉄筋の防錆を行なう必要があります。
浮き部分の処理
(注入の場合)
浮き部分マーキング
穿孔(9 穴~16 穴/平方m)
エポキシ樹脂注入
ステンレスピン挿入
防錆モルタルでの埋め戻し。
タイル補修
タイル補修

躯体の中性化劣化

鉄筋コンクリート構造体(躯体)の中性化の進行が鉄筋位置(適正では表面より30mm奥に位置する)まで進行した場合は、鉄筋は腐食環境にあると評価される。
又、鉄筋のかぶり厚が不足している場合は、中性化域は早期に鉄筋位置に到達するので、対策が必要である。
中性化の進行を抑制し、内部鉄筋に対しての化学的な浸透性防錆工法を薦める。

中性化劣化の
対策工法の例
仕上材の撤去
浸透性防錆剤塗布
(亜硝酸リチウム水溶液塗布)
中性化抑制モルタル塗工
 1~2mm
(亜硝酸リチウム含有モルタルペースト)
仕上材
(炭酸ガス透過抵抗の大きい仕上材)

仮写真
中性化コンクリートに
おけるRVモルタルに
よる鉄筋の不動態
皮膜の回復